絶望を超えて輝く、想いの光

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喪失の嘆きに飲まれ、憎しみの炎に身を焦がすのは簡単だ。 自分の真の仇。 仲間や多くの人々の不幸を招いた諸悪の根源。 世界を震撼させる生きた災厄。 魔王ダオスを討つ、それだけを考えて進んだ。 傷つくことなど怖くなかったし、傷つけることを迷う余裕さえなかった。 抑えきれない怒りに、己の身が焼き尽くされそうなとき--- いつも仲間の手が強く肩を抱き寄せてくれた。 ふざけ半分で励ましてくれた。 静かな優しさで包んでくれた。 だからこそ闇に堕ちるのではなく、光を求めて戦えた。
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