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「2人とも言い争いはやめましょうよ。
それに、みんなもポカンとしてますし。」
と、眼鏡を掛けた少年は2人の間に入った。
「はぁ、全く…
お前達2人は何してるんだ。
兎に角、自己紹介を続けるぞ。
次は…、眼鏡君だな。」
監督は、仲裁に入った眼鏡の少年を見て言った。
「はい。僕は、1年3組の『観興寺 刻雄(かんこうじ ときお)』です。
西町、沢原中学出身でポジションはセカンド。
僕のことは、トキオと呼んでいただければと。
どうぞ、よろしくお願いします。」
少年は深々と一礼した。
その一連の流れを見て、部員達は思った。
コイツは案外、出来る奴だと。
もちろん、人格的な意味で。
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