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放課後、4時。
「1、2、………9、10。」
見た目は30代後半だろうか、その男は、グラウンドに集まった入部希望者の人数を数えた。
「10人か、まぁこんなもんだろう。
よし、…」
と、男は喋り出した。
「俺は、この学園野球部の監督をやる事になった、『徳河 蔵人(とくがわ くろうど)』だ。
まずは、お前達の事を知りたいから簡単な自己紹介をしてくれ。」
と、監督は入部希望者10人に指示を出し、一番左端の少年に指を差し合図した。
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