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「んじゃ、次。」
と、監督は指示する。
その指示を聞いて、部員達はシュウの隣に居る少年に目を向ける。
少年は、一息吸って自己紹介を始める。
少年が『一息吸った』その瞬間、先程までの和やかな空気が一変した。
紛れもない『圧倒的威圧感』がその場の空気を一変させたのだ。
静まり返った空気の中で、その少年は言う。
「1年2組、『薬師院 威(やくしいん あきら)』。
生まれは西町だが、中学は大阪の凰籠中学出身だ。
ポジションはピッチャー。
呼び方は、アキラで構わない。よろしく。」
と。
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