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が
「言っただろ。もう遊ばんと」
嘘だろ
必死で足掻いて手に入れた距離を男は事もなげに詰めると
「死ね」
その一言とともに俺を斬り裂いた
「うわぁぁーー!」
その瞬間から俺の身体はいいようのない痛さと恐怖が走った!
無理だ
殺される!
俺は
絶対的な力を前に
今度こそ本当に心を折られ
死の恐怖に震え
未だ止まる所か
ドクドクと溢れ出す血に
戦慄を覚え
自然と目から涙が流れ出し
尻餅を付きながら男を見上げる事しか出来なくなった
「ふ、いい顔だ。ではさらばだ」
そして男は残虐な笑みを浮かべながら俺の胸に剣を突きさすべく動いた
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