65人が本棚に入れています
本棚に追加
/174ページ
聖園が戻って来るまで、しばし窓辺から外から見える人の行き交う雑踏を眺めた。
「お待たせ。何食べるか判らなかったから、適当にコーヒーだけ持ってきた」
「おう。悪ィな」
トレーに持ってきたハンバーガーとポテト、そしてドリンク2つを机に置いた聖園は、行儀良く「いただきます」と言って食べ始めた。
「ん~…美味しい。あ、一つ聞いてもいい?」
「何だ?」
「んとね…人を殺した時、どんな感覚なの?」
モグモグとハンバーガーを食べながら尋ねる聖園に、銀は面食らった表情を見せる。
「…は?」
.
最初のコメントを投稿しよう!