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「…何?1000万?」
『そうなのよ。聖園ちゃんを詳しく調べたら、あのコの父親名義で貯めた貯金が、1000万ちょうどだったワケ』
買い物をし、帰宅後に渋谷からの電話に出る銀は、聖園に関する新たな情報を聞いていた。
『多分、その1000万が報酬なんでしょうね?』
「多分どころか、間違いないだろ?」
『やっぱし?あ、それと少し、気になる事があるんだけど』
「何だ?」
『…聖園ちゃん、どんな服を買ってた?』
プチッと携帯電話の電源を切った銀だったが、再び携帯電話の着信音が鳴り、電話越しに渋谷が「冗談だってば」と言った。
「また下らない事言ったら、頭か心臓を撃たれると思え」
『即死確定!?』
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