第1章

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「ねぇ翔平君?」 「ん?どうしたの明日香さん?」 「もぉ~、敬語は止めてっていつも言ってるじゃん!」 そう、俺はこの家に来てから誰に対しても敬語だ。 迷惑をかけているという思いが心のどこかに根付いているのだろう。 「まぁいつもの事だから良いや。」 「すいません。」 「謝らなくって良いんだよ~。それよりさ、今度買い物付き合ってくれない?」 「え?」 正直考えた事も無かった。 明日香さんと2人でどこかに出かけるという事を。
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