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ミレイナside
「ようやく行きましたか。」
まったく、鈍感さんは疲れるです。
アーデさん、ミレイナ達はもう大丈夫です。
あなたが残してくれた世界で
みんな幸せそうです。
ミレイナ達は、そんな世界をずっと幸せにしていく為に頑張るです。
自分の幸せは、此処にあるから・・・
その為には、フェルトさんには幸せになってもらう必要があるです。
「嬢ちゃんの機転には、痛く心が染み入るねぇ。」
「ストラトスさん?」
まだパイロットスーツのストラトスさんは
どうやらずっと見ていたらしい。
「覗き見は女の敵です。」
そう言うとストラトスさんは戸惑いながら
「悪かったよ。アイツ等は鈍いくて見てらんねぇ。俺も、嬢ちゃんと似た節がある。だから、幸せになってほしいのさ。」
兄貴分の彼は想い人を失った。
それでも、彼は彼女のお墓参りは欠かさない。
良い男です。
「フェルトさんには、幸せになって欲しいです。」
「・・・あぁ。俺もだ。」
アーデさん。
ミレイナ達は、今日も生きてます。
・・・ありがとう。
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