君のおかげ

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フェルトside 「刹那。」 彼の名を呼ぶ。 「どうした?」とか、「なんだ?」とか、 冷たい返事が返ってくる事は容易に想像がついた。 「フェルト。」 そう言うと 「少し時間あるか?」 と、予想だにしない言葉がきた。 「え!?あぁ、うん。戦闘も終わってやることなくなっちゃったし。」 「そうか。なら、着替えたら俺の部屋に来てくれるか?」 ELSと対話すると人が変わる なんて副作用は聞いたことない。 「わ、分かった。すぐ着替えるから、少し待ってて。」 顔が熱い。 彼を直視できない。 そう考えながら私は自室の更衣室に向かった。
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