8/26
前へ
/114ページ
次へ
そんなたわいのない話をしてHRと授業が始まった。 その頃の彼方はというと図書館にいた。平日の憂が学校に行っている間は知識を増やすため彼方は図書館にいることが多かった。 本の中身は、語学書やマナー、医学等、色々読み頭に入れていた。たまに変な本も入っていたりするが、そこに触れてはいけないような本である。 11時頃になると彼方は一度学園へと行き、憂に弁当を食べさせ図書館へ戻り、放課後に憂を迎えに行くというものだった。 放課後になり彼方が憂を迎えに行くと何やら憂が囲まれていた。 「これは一体……」 「憂はモテるのよ。」 「浅葱(あさぎ)様」 驚きで止まった彼方の横にきて話し掛けてきたのは遙だった。浅葱 遙、それが遙のフルネームである。 .
/114ページ

最初のコメントを投稿しよう!

128人が本棚に入れています
本棚に追加