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そして時間はすぐに過ぎるもので登校時間となった。彼方は憂を車に乗せ、憂の通うお嬢様学校…蕾桜"らいおう"女学園へと向かった。 蕾桜女学園とは、名前の通り女子校であり、お嬢様だけが通える学園である。小学校から大学までエスカレーター式で普通の学校よりも難しい内容で文武両道で有名な所であった。 そんな学園に憂が到着し、彼方から鞄を受け取り中に入っていった。 憂が教室に着くなり、体当たり並みに抱き付いてきた少女がいた。 「うっいちゃーん!おはよ。今日も小さくて可愛いね~」 「遙"はるか"!毎朝毎朝痛いわよ。」 遙と呼ばれた少女は、黒いロングヘアーで口を開かなければ10人中8人は綺麗と言う程の人物で憂とは小学校からの付き合いでお互いに悩みを打ち明けられる数少ない友人であった。 .
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