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高校2年生の生活にも慣れてきた5月下旬。
俺こと夜乃上静也は至って普通な高校生活を送っていた。
………友達(女子)が少ない事を覗けば。
「おーい、夜乃上ぃ。遊び行かなぐふぅっ!?」
ふざけた野郎に右ストレートを打ち込んでやった。
「ふっ…この世からリア充をまた1人排除したぜ」
「おまっ…容赦…なさすぎっ…」
「ん?まだ生きてた。…とどめさすか」
「ま…待てっ!!俺が悪かった!!」
「ちっ!」
こいつは須方俊(すがたしゅん)。
こいつは今彼女とのデートがあるにも関わらず遊びに誘ってきやがった。
……やっぱなんかムカつくからもう一発殴っておこう。
「ぐはっ!!何で!?」
「いや、なんとなく」
「酷くない!?」
「俊君、夜乃上君。何してるの?」
ん?誰だ!!俺に話しかけてくれる女子は!?
…ああ清水か。可愛いよなぁ。
何でこんなやつの彼女やってるんだか。
「ん?美咲っ、助けてくれ!!」
「何があったの?夜乃上君」
「こいつがお前とのデートすっぽかして遊びに誘ってきた」
「ちょっ、おまっ!」
「…夜乃上君」
「何だ?」
「思いっきりやっちゃって。それと後でデートしよ?」
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