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「じゃぁさっそく委員長の二人には残って作業してもらうからよろしく」
そう言って先生は教室を出ていった
6限目が終わって掃除をすまし
みんなが帰った静かな教室で二人…
先生から預かったプリントをホッチキスで止めるといった地味な作業をしていた
「あのさ…」
突然話しかけられてビクッとしてしまった
「僕知念侑李っていいます。これからよろしくね」
侑李かぁ…珍しい名前だなぁって感心してる場合じゃないよね…
「あっ…こちらこそよろしくね」
そう私が返すと
「隣…座っていい?」
不安げに私を見つめる瞳
「いい…よ」
そう言うと一気に顔が明るくなり満面の笑みを私に向けた
最近先輩に会ってないせいか 一瞬心が揺らぎそうになる
でもやっぱり忘れられない…
先輩に触れられた頭がまだ
あついんだ…
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