本当の僕を分かってくれたのは君だけだった。

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それを知ることで、みんなが僕のイメージを壊すことを恐れていたし、彼女の抱えた僕も知らない重大な秘密をみんなが知ることも嫌だった。 放課後、校庭の端の勤勉な銅像の前で座り込みながら、僕は彼女に本当の自分を打ち明けた。 「知ってた。ゆーとーせーのみっちゃん、そう言われるのはあまり好きじゃないって顔してた」 なんで知ってたの? 「光希くん有名人だから、いろいろ噂とか聞こえるし」
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