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いつからだろう。
普通の人には見えない、霊と言う存在が見えるようになったのは…。
普段は普通の女子高生。
でも、放課後はまるで違う世界。
そう、私が相手をしているのは悪霊と言われる存在達。
その存在達はいろんな形で人々に関わっている。
直接霊障という形で関わっている場合もあれば、病魔の根源として巣くっている場合もある。
どちらかと言えば後者の方が多いのだけれど…。
「天海、起きなさい!学校遅れるわよ!!」
いつも、お母さんに起こされている私。布団の中で眠い目をこすりながら、目覚まし時計をボォーと眺める。
「もう、こんな時間…」
目覚まし時計は、いつのまにか止まっていた。自分でボタンを押した記憶がない。
眠い余り、多分無意識に止めたのだろう。
私は支度を済ませると、階段を降りた。
玉子焼きとなめこ汁の匂いが、私の食欲を刺激する。
台所に入ると机の上に、弁当が準備されていた。今日のお昼だ。
私は急いで朝食を済ませると、学校へと向かった。
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