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美紀は目が覚めた。昨日の出来事がまだ信じられなかった。
美紀はカーテンを開け、まどを開けた。
━━ピーッ
鳴き声の方を向いた。あの青い鳥だった。美紀はその美しさに魅入られてしまった。
“何て綺麗な青い鳥なんだろう”
美紀は心が癒されていくのがわかった。その時、下から母が叫んだ。
「美紀っ。降りてらっしゃい。ご飯よー。」
「はーい。今行く。」
美紀は制服に着替えて、リビングに向かった。
「おはよう。あら、美紀その髪どうしたの??何か学校であった。」
「何にもないよ。ただイメチェンしただけ。」
美紀は苦笑いした。朝食を食べ、学校の準備をした。
「いってきます。」
美紀は家を出た。そこには尊が立っていた。美紀は笑って、
「尊。おはよう。」
「おっ、美紀おはよ。」
尊も笑って挨拶してくれた。
二人は手を繋いで学校に向かった。いつものように下駄箱に向かう。
美紀は目を疑った。この前と同じく、上履きはズタズタにされていて、落書きもしてあった。
影の方で、クスクス笑う声が聞こえた。
「やだぁ。岩咲さん汚ーい。」
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