1人が本棚に入れています
本棚に追加
学校に着くと彼はいつものようにそのまま部活に行った。
私はいつものように教室に行く。
花瓶を見ると思った通り新しい花になっていた。
外を見ると彼が朝練をしているのが多分見える。遠くて誰が彼はわからない。
『皆に報告するべきか……でも皆知らんしな。』
さて、どうするか。友人に彼を好きなんだと言ったことも態度に出したことはなかった。
彼と話すなんて一日にあるかないかだったし、見つめるにも彼は結構目立つグループの中心にいて私はあまり目立つほうではない。
だから、関わりもあまりなかった。
『まぁ、いいか。』
時に任せよう。
私は机に突っ伏して一休みすることにした。
最初のコメントを投稿しよう!