猫になっても

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日がのぼる頃に目覚める。 それがジュードの日課だった。何時も誰よりも早く起きるのだが、その日は疲れているのか遅くに目覚めた。 皆の所に行くと 「よぅ、今日は遅いな、龍王」 「お早う、アルヴィン。なんか起きれなかった。ところでミラは…」 辺りを見回す。 何時もならもう起きてるはずだが 「あぁ、ミラ様ならまだだぜ」 まだ、か。珍しいな すると、そこに 「大変だよ~~!!」 レイアが慌てて走ってきた 「どうした、レイア。何が大変なんだ」 この慌て方から大変なのはお前だ 「大変、大変だよ!ミラが」 「ミラがどうした!何かあったのか!!」 ミラが起きてこない理由がそれか 俺はレイアの肩を掴み問いただす 「ミラが――猫になっちゃった!」 ………はぁ?…… ミラが猫になった? 「猫そのものになった訳じゃないよ。朝起きたらミラに猫の耳と尻尾が生えてたの」 何故? 「レイア、ミラは部屋にいるのか」 「うん。」 俺はそれを聞くとミラの部屋に向かった 部屋の前にきて扉を開けると 「にゃ~」 猫耳と尻尾を生やしたミラがいた 「ミラ」 俺にきずいたのかミラは 「にゃ~~」 抱きついてきた
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