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「まぁ、石田落ち着いてよ。」
あたしが言うと、石田は仕方がないと言う顔で座った。
ふぅ…危ないなぁ…
「そう言えば、ケータイ会社ちがうのになんで石田はたどころの事知ってんの?」
梅子は茶菓子をもぐもぐしながら言う。食ってから話せ。
「あぁ、そっか、主人達は知らないんだよなぁ…」
たどころが茶菓子に手を伸ばしながら言うと、茶菓子の封をあけながらこう言った。
「あのさ、俺達ケータイでも今居る空間と別に、俺達の世界があるんだよ。寝てる間、電源を切ったり、ケータイが買われてなくてまだ起動してなかったり、その時に俺達は実際"寝てる"とは他に別の空間で生活をしてるんだ。」
へぇー初耳。
「そんで、その中で生活している訳だからこうやって携帯電話のなかでも知り合いとかがいるんだよね。」
たどころはナチュラルに梅子のお茶を啜りながら「因みにその空間では商店街とかもあるんだ」と話していた。
「へぇーwwだから石田はたどころの事をしってたんですねwwわかります。」
梅子は人のお茶を飲むたどころのお菓子を奪い取り、ムシャムシャしながら言った。
だから食うか話すかどっちかに(ry
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