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「護の事聞きたいけど教えてくれないだろ?」
「本人に聞かないと、取り合えずここに住むには条件2つ」
「隠し事はしない事と毎月決められたお金を払うことね」
ほう?ここにいるかぎりプライバシーは犬の餌さになるんですか?
「お金は月に1銀貨」
「1銀!?他の皆はどうやってそんなに稼いでるの?そんなの中学生が出せる額じゃないだろ?」
「殆んどは家族からの仕送たまに自分達のアルバイト料」
「アルバイト?何してるの?」
「大抵はお店のお手伝い、たまに皆でギルドいって沢山稼いでくるよ?もし1日でも滞納したらはりまわすからね」
「へー」
「何で他人事なのよ?」
何で自分事で考えなきゃいけねぇんだ?
ここに住む訳じゃあるまいし
「貴方をここに住まわせるのよ?」
強制ですか!?
もうこの子やだ……他人のこと考えろよ。
「あなた家、無いんでしょ?」
俺のこと考えてくれた結果?
「別に俺はどこでも寝れるから」
公園とかでいいんだけど…
「そう、部屋が空いてなかったから貴方は私の部屋か屋根裏部屋なんだけど」
「屋根裏部屋でお願いします」
泊まらないって言うつもりだったんだけどつい反射的に。
ってか俺1銀なんて金持ってないんだよね。
「でも皆でギルドって?皆そんなに強いの?」
「弱いよ、いろんな人に助けてもらってる。それに、私達のせいでギルドの人達を危険にさらしたこともある」
なるほど、マナがある恋歌が足手まといになるんならマナが無い俺=足手まといと思われても仕方無いわな。
「次から頑張りゃいいじゃん?俺寝るから、屋根裏部屋お借りします」
「まだ私の話し聞いて貰ってない」
「また明日な、明日は遠足だろ?」
「そう言うのは行くようになったんだ?」
「俺も変わったんだって」
明日は風邪で休みますけどね。めんどくさいから
「今なら私の部屋でも泊まっていっていいよ?」
「遠慮しとく。」
「ここで、遠慮したら2度と私の部屋入ってこないでよ。殺すから」
「屋根裏部屋でお願いします」
「意気地無し」
怒って出ていかれた。
まぁ同じ部屋で寝ろって言われたら嬉しすぎて頭のネジがいくつも飛ぶだろうし。
そして屋根裏部屋に移動し横になった。
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