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えっ!?
一瞬桃華は何を言ってるんだろうか?と思ったが、彼女の瞳が凛とした眼差しで僕を見ているので大真面目だろう。
しかし【鬼退治】?この現代において、昔話であるように桃太郎や金太郎みたく鬼退治でもしようっていうのか?馬鹿馬鹿しい!
最初は素敵な人だと思ったけど、関わりは持たない方が良いなぁ。うん。
ハル「あの桃華さん「晴明君!」」
断ろうとしたら名前を呼ばれてしまった…
桃華「今、私の事ヤバい人とか、可哀想な子だと思ったでしょ!」
と頬を膨らませてる。そんな顔も可愛いい…いや違う!でも断らないといけないな。
ハル「いやだって鬼退治だよ!仮に鬼が居て退治しないといけないとして、僕は何にも戦闘訓練も受けてない只の学生だよ。
僕がこの部で役に立つ事はないよ。」
そう言うと、キラーンと効果音が出るくらいの目線で桃華は言った。
桃華「貴方が役に立たない!?違うわよ。
『貴方が協力してくれないと私達が役立たずになるの』
悠儀部はいえ私達は貴方を必要としているのよ!」
と食い下がってくる。部の勧誘にしては熱烈な勧誘だが正直まだ彼女を信じてないし今すぐに帰りたい気分だった。
ハル「ゴメン、桃華さん。やっぱり僕には協力なんて出来ないよ。僕よりもずっと強い人を勧誘したほうがいいよ。
んじゃさよなら!」
晴明がダッシュして走り去った時に
桃華「あっ!?待って今日は、今の時間は独りだと危ないよ!【逢魔が時】って言っテ…あぁ、行っちゃった…どうしよう。
保険は掛けておいたけど…何もなければ良いのだけれども…。」
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