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そうこうしているうちに場が和み、安達は咳ばらいをして本題へと入った。
「単刀直入に言います。あなた方4人には、このビルの情報コントロール室から情報を持ち帰ってもらいます。」
「…ん?それだけ?」
幸羽は腑に落ちない様子だ。
それを見て安達は苦笑した。
「はい、今回は教育という目的もありますので。難易度は低めなんです。」
「ふーん…。」
静久は、あまり興味なさそうに返事をする彼女が気になった。
「ユキ、まさか話だけで飽きたなんてことは――」
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