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「一掃って…どうせ十数人だけの警備員なんだし、避けて行けば―」
「そこっ!文句言わない!」
普段は幸羽にからかわれている静久も、仕事時にはテキパキと指示を出す。
「訓練兼ねてなんだから。ちゃんと教えてあげてよ!」
楓は幸羽と同じく短刀を武器としている。
そのことを知り、静久はこの二手に分けたのだ。
「はいはい。」
幸羽は適当に返事をしていたが、思い立ったように聞いた。
「そういえばさ、私たちが依頼内容を知ることはできないの?」
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