= Green

12/17
前へ
/17ページ
次へ
「一掃って…どうせ十数人だけの警備員なんだし、避けて行けば―」 「そこっ!文句言わない!」 普段は幸羽にからかわれている静久も、仕事時にはテキパキと指示を出す。 「訓練兼ねてなんだから。ちゃんと教えてあげてよ!」 楓は幸羽と同じく短刀を武器としている。 そのことを知り、静久はこの二手に分けたのだ。 「はいはい。」 幸羽は適当に返事をしていたが、思い立ったように聞いた。 「そういえばさ、私たちが依頼内容を知ることはできないの?」  
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加