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「安達…。そういうのが苦手なら、俺が説明しよう…。」
今まで静かに聞いていた楠本が、安達の前に立った。
安達はしょんぼりしながら頷くと、動機についての説明を任せた。
「雲永様、石上様。…AI搭載の新型警備システムをご存知でしょうか?」
「まあ一応は。」
「いわゆる人口知能を持ったの警備ロボでしょ?」
「はい。今回の目的は兎と楓の教育、及びある組織の壊滅です。」
「「……は?」」
楠本の説明に、二人同時に首を傾げる。
「今何か‘壊滅’とか聞こえたんですけど。」
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