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「ま、手伝いだけならいいんじゃない?」
「ほんとに?」
「うん。最近ヒマだし。」
だが、あっさりと判断した彼女とは違い、静久はまだ悩んでいた。
幸羽の言う通り、確かに手伝いだけなら簡単だ。
「でも…」
再び書類に目を通し、言葉を濁す。書いてあることが少し気になる。
・新人二人の殺し屋教育
・仕事のサポート
長い文を要約すると、このふたつが見えてくる。
「うまくいくといいんだけど…。」
静久の不安を若干残したまま、引き受けることに決めたのだった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
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