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そこで待っていたのは、例の組織の安達と楠本。
そして若い男の人(子?)と幼い女の子が、楠本の陰に隠れていた。
静久の尋問が続く中、幸羽は一つ大きな欠伸をし、呟いた。
「つまり…この二人が例の新人ってことかー。」
「はい、急なことでしたので、頼れる者がおらず…。申し訳ありません。」
楠本は頭を下げた。
「ふーん。まだ、人手不足なんだ?」
真正面から楠本の目を見つめる幸羽。心の中を見透かすような、鋭い眼力だ。
「はい…、恥ずかしながら。」
気圧されながら、彼は目を伏せた。
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