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「楓、兎…挨拶を。」
諭すようにそう言い、楠本は二人の背中を押す。
「あ、あの……わ、私、楓です…!」
「…兎…よろしく…。」
二人はギリギリ聞き取れるくらいの大きさで挨拶をした。
彼女はニッコリと営業スマイルを向けた。
「あ、それと。あのキレてる女の人が静久ね。」
「……え、私のこと!?ち、違っ…!」
「シズの第一印象最悪だよ?どーする?」
「私はキレてなんか――」
慌てて反論する静久を見て、幸羽を含めた5人はクスクスと笑った。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
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