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アイドルは俺の誇りだ。
光だ。明日だ。天使だ。
アイドルは俺の全てだ。
彼女たちがいるから俺がいるのであり、俺たちがいるから彼女たちがいる。
そう言っても過言ではない。
彼女たちの作り出すステージは、この世界のなによりも輝いて見えるんだ。
「あーっ、浦正くん!また来てくれたんだぁ」
「当たり前じゃん。もー今日もコナン丸は可愛いなぁー!」
青明寺浦正、アイドルに人生を捧げる勢いで生きている17歳。
「でも今日平日だよ?学校は?」
「んなもん早退だよーコナン丸に会うためだから!」
今言った通り、俺は今日の午後の授業を早退して、地下アイドル・コナン丸の握手会にやってきた。そんな生活ももう日常茶飯事だけど。
すると、コナン丸はほっぺを膨らませて不機嫌そうな顔をする。
「そこまでしてコナンに会いに来てくれるのは嬉しいけどぉ‥卒業出来なかったらどうするのっ!」
かっ‥
か わ い い ! ! !
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