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「そっか、今日コナン丸のイベントでしたっけ」
「はい!きゃんちさんは?」
「あー‥私は‥闘青魂棒さん、このあと暇ですか?」
俺はドキッとした。彼女‥きゃんちさんもアイドルオタクとはいえ、ルックスはすごく可愛らしい。性格も優しくて‥
っていうか実はめちゃくちゃタイプな訳で。
そんな子から「このあと暇?」なんて聞かれたらそんなのー‥
「ちょーー暇です!」
「本当ですかぁ?私が今推してるアイドルの無料ライブがもうすぐ始まるんですけど、一緒にどうですか?」
悩んだ。
だってまさか、そんなまさか。そういうお誘いだとは思わなかったっていうか‥ていうか
「そのっ‥お、俺にはコナン丸が‥」
「あれ、知らないんですか?そのライブのMCコナン丸なんですよ!」
「行きます」
俺の即答さに、きゃんちさんは笑った。
そういえば、さっき握手のとき‥コナン丸が何か言い出そうとしてたけど、きっとこのことなんだと俺はゆっくり考えた。
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