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壟謦と会った翌日。
蓮莠は昨日の事に、とてもイラついていた。
そんな蓮莠のイラつきは半端無く、部下達はそんな蓮莠に怯えている。
「れ……蓮莠様? どうされたのですか?」
ずっと蓮莠を見ていた部下が、勇気を出して蓮莠に言った。
そんな部下に蓮莠は殺気を向けたが、直ぐにおさめる。
「何でも無い。それより、幹部を会議室に集めろ」
蓮莠は無表情で部下に言う。
蓮莠の言葉に部下は元気良く頷くと、その場を勢い良く去る。
勢いがありすぎて転んだ部下をほっといて、蓮莠は会議室へと向かった。
蓮莠が会議室に行くと、まだ誰も居ない。
静寂な部屋だ。
「少し早かったか?」
蓮莠はそう呟くと、近くにあったソファーに座る。
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