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ガタイの良い部下は、 男の腕を強く握り男と部屋から出た。
男はなにか言っていたけど無視だ。
「男の家族に暫く暮らせるぐらいの金を出しとけ。 後、 家族の目の前で男を殺せ」
近くに居た部下にそう伝えると、 俺は自分の部屋に戻る。
はぁ……情報幹部に裏切りがいるとは……。
頭を抱えながら部屋に向かう途中、 自分の部屋に人の気配を感じ俺は急いで自分の部屋に向かった。
しかし扉を開けたが誰も居ない。
が、 気配はある。
「誰だ……出てこい」
俺が言うと、 後ろから音が聞こえた。
「流石は『残酷の女王』ですね」
「煩い喋るな」
出てきたのは男で日本人だ。
日本人?
「貴様、 龍桜組長……チャン・壟謦。 本名滝川帝……違うか?」
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