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「起こす?」
最後にやって来た黒い髪の無表情イケメンが、近くにいる仲間に言う。
「『剣<けん>』か……まぁお前だけだろう。任せる」
『剣』と呼ばれたイケメンは、隣に居た『盾<たて>』に言われ蓮莠を起こしに行く。
剣が蓮莠から二メートルぐらい近付くと、蓮莠はムクリと起きた。
「蓮莠さんは気配に敏感ですからね……その敏感差が体に現れt「ちょいと黙ろうか? 馬鹿鎖が。蓮莠様は僕の物だから」勝手に決めるな、蠍」
鎖と蠍が喧嘩を始めると蓮莠は呆れた目で見ており、他の幹部はまたか……と言う目で見ていた。
「起こしてくれて有難う」
蓮莠は剣に近づくと、剣をソファーに座らせ頭を撫でる。
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