三章:ブレイン

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「ネーミング? ……ああ、何処か悪いか?」 蓮莠はネーミングの事を言われると、少しだけ嬉しそうな顔をする。 その顔を見て、ブレインは少し後悔をした。 蓮莠が嬉しそうな顔をしたのは、ネーミングを誉めて欲しいから。 しかし、ブレインは蓮莠のネーミングセンスを指摘しようとしたのだ。 そんなブレインの心を知ったのか、風は蓮莠に喋り掛ける。 「ブレインさんがお困りですよ。そろそろ会議を初めましょう」 風のキツい言葉に、蓮莠は頬を膨らませながら会議を進めた。 風にブレインと蓮莠以外の殺気が向いた事は、蓮莠には内緒だがな。
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