三章:ブレイン

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(蓮莠目線) 俺は風の言葉に少しだけ、本当に少しだけ悲しかった。 昔……かぁ。 あの頃の風はこんなんじゃ無かったのにな。 「龍桜は確実に私たち・中国マフィアの脅威となるだろう。このまま龍桜を野放しにするつもりは無い」 「じゃあどうするの?」 純璃(ジュンリ)が、暢気そうな声で俺に言ってきた。 純璃とは蠍の事で、蠍の本名は純璃だ。 此処だけの話をすると、中国マフィアの幹部は全員日本人だ。 「良く聞いた……来年の冬、龍桜と戦争する」 俺の言葉に全員驚いていたが、直ぐに頷いた。 「じゃあ、今から各部隊で作戦を練る……確実に龍桜に勝つように」
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