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(蓮莠目線)
俺は風の言葉に少しだけ、本当に少しだけ悲しかった。
昔……かぁ。
あの頃の風はこんなんじゃ無かったのにな。
「龍桜は確実に私たち・中国マフィアの脅威となるだろう。このまま龍桜を野放しにするつもりは無い」
「じゃあどうするの?」
純璃(ジュンリ)が、暢気そうな声で俺に言ってきた。
純璃とは蠍の事で、蠍の本名は純璃だ。
此処だけの話をすると、中国マフィアの幹部は全員日本人だ。
「良く聞いた……来年の冬、龍桜と戦争する」
俺の言葉に全員驚いていたが、直ぐに頷いた。
「じゃあ、今から各部隊で作戦を練る……確実に龍桜に勝つように」
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