三章:ブレイン

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ブレインが情報をやって、俺が集計をして二時間近く。 長々、それらしい情報が入らない。 「疲れた」 二時間も指を動かしているブレインには悪いが、本当に疲れた。 俺は隣に居るブレインに凭れ掛かってしまった。 「蓮莠さん!?」 「声が裏返ってる……すまんが少しだけ寝させてくれ」 俺が言うと、ブレインは肩をずらしてしまい俺はそのままブレインの膝に落ちてしまった。 「此処の方が痛く無いでしょう?一時間後に起こします」 ブレインはそう言うと、俺の頭を優しい大きな手で撫でてくれた。 暗殺部隊だと言うのに。 それにしても、撫でてくれている手が気持ち良い。 俺は頭を撫でられながら意識を手放した。
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