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「此処です」
中国マフィアの幹部である男が、豪華な扉の前に立った。
此処か……。
俺はそう思いながら、ノックをして部屋に入った。
「せ……なんさん?」
そこに居たのは蓮莠さんで、俺はとても驚いた事を覚えてる。
「私はセナンでは無い。言い忘れたな……中国マフィア次期首領・李蓮莠だ。 久し振りだなロシアン……いや、ブレイン・ケイズ」
あの時の蓮莠さんは威嚇溢れていたな。
そう言えば、久し振りに会ったのをキッカケに俺は蓮莠さんに恋をしたんだよな……。
懐かしい。
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