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私たちは今、何が起こるかわからない世の中に生きている。
朝、家を出るとき、夕方には帰ってくると思い込み、愛する人に「さようなら」と言うとき、また会えるものと思っている。自分が愛していることは相手もわかっているだろうと、めったに口に出しては言わない。でも実は、そうではないかもしれない。
悲しいけれど、私たちはいつまでも生きてはいないし、明日が同じようにやってくるわけではないのだ。しかし、私たちは、もうどうにもできなくなるまで気づくことなく、それをすっかり忘れてしまっている。
誰かがあるときこう言った。
「人生は短い。だから神さまに言いたいことがあるのに、言わずにため込んでおいてはいけない」。これはとても賢いアドバイスだと思う。しかし私はこれにさらに加えたい。
「自分のまわりの人々に対し、思いを伝えないままでいないこと」と。いつ人生が劇的に変わってしまうかわからないのだから。しかも、それが時には永遠の変化になってしまうことがあるのだから…。
考えてもみてほしい。人生の最後を「もし、わかってさえいたら…」という後悔で終わらせてはいけない。惜しみなく愛し、急いで親切にしなさい。相手があなたにとって特別な存在だと感じられるように、その人との時間をつくりなさい。抱きしめ、キスし、「愛しているよ」という言葉を忘れずに伝えよう。
ライス・ワベルズ
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