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一軒目は普通のスナック
洋二の
お気に入りの娘がいる店ですね~
とても、グラマラスな源氏名
美樹チャン
この娘は後々見た目とは大きく違い
頭も良く
なんせ料理が旨い
歌唱力は…………
とっても良い娘ですね~
そこには、美樹チャンとママさんともう一人の女性が居ました。
私は
18番の
《最後の雨》を熱唱
久しぶり過ぎるカラオケ
でも、時には歌ってストレス発散も良いものですね~
周りは気にしないですけど(笑)
そこで気が付いたことが
モニターが老眼で見えにくいこと
あぁ…
歌い終えて
店のママから
「お幾つですか?」
『47ですかね』
昔は歳を何時も誤魔化してた私が
この時ばかりは
本当の事を口走っていた
今まで飲みに出て一度も本当の歳言った事なんてなかったのに
元の彼女にもそのまた前の彼女にも
初めは歳を誤魔化してたのにね
「あら?同級生じゃない?」
『えっ…同級生?」
『若いねぇ~貴男みたいな同級生見た事ないよ』
いやいや同級生じゃないし…
同じ歳でしょ?
『またまた、ママ上手いね~ビールでも飲んで下さいよ』
『ママも何か歌ってよ』
すげぇ
上手すぎる
聞き惚れていた…
楽しい店で良かった。
一時間半で二千円(店の娘のドリンク代別)
安い!
「また、語ろうね~」
美樹チャンがエレベーターまで、お見送り…
その時
洋二が
「後でね~」バイバイ
おいおいお前ら出来てんな(怒)
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