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笹原「おはよ」
玄関にもたれながら
言う笹原はいつもより
百倍かっこよかった。
未来「お、おはよ!!」
笹原「んで、どこいく??」
実はまだ
行き先が決まってないと言う...
未来「んー....映画行こ!!」
見たい映画があるし
退屈にもならないから
大丈夫でしょ!!
笹原「了解。早く後ろ乗って」
笹原は自転車の後ろに乗れと
私に指示をだした。
未来「はいはい。」
乗ったのはいいけど...
ここは笹原に掴まるべき??
笹原「よし、ちゃんと掴まれよ」
あぁ
掴まるのね
未来「落とさないでよー」
笹原「了解ー」
適当に答える笹原。
分かってるのだろうか...
未来「...ねぇ」
暇だったから
笹原に喋りかけた。
笹原「なにー??」
未来「呼んだだけー」
なんだそれ
と自分で自分をつっこむ。
笹原「ﾊﾊｯ、未来ー」
少し笑ったせいで
自転車が揺れた。
未来「なに??」
笹原「呼んだだけー」
私の真似をする
笹原はちょっと可愛かった。
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