三年後

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海はだいぶしけって来た。ラジオから流れる天気予報は雨。窓から空を見上げるとだいぶ雲行きが怪しくなってきた。 準はコーヒーを極限まで冷ましていた。 「なあ、コーヒー冷めないうちに飲めよ。要らないなら俺がのむが。」 準「俺は猫舌なんだよ。であんた俺に話があってここに連れて来たんだろ?」 「まあな。」 大男はラジオの電源を切ると再び話始めた。 「知ってるかもわからんがこの船に乗り込んでる囚人は全員、死刑囚だ。」 準「マジで!?危な!」 思わず冷めたコーヒーを喉に引っ掛けそうになった。
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