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教室へ行くとやはり汚れた制服の俺をみんなが見ていた。それと隣にいる若島を見ていた。以外な二人が一緒に登校したからだろう。「おい。何見てんだよ」
汚い物(実際汚いが)を見るような目で見ている奴に言ってやった。
「わ、悪い・・・」
教室は一瞬静まり返った。「ったく」
「おいおい。そこまで言わなくても・・・悪いな俺が秋山にぶつかったのが原因なんだ」事情をみんなに説明していた。みんなは納得したのかそれ以上何も言わなくなった。
俺は椅子に座り寝ようとしたが奴がやって来た
「なんだよ」
「いや、まあ俺のせいで朝から変な目で見られて悪かったな」
「お前めんどくさい奴だな。あんな説明いらないぜ」「まあ最低限の償いだな」若島はそういうと話しを変えた。
「お前頭いいか?」
自分の事を探られるのは嫌だったので
「別に」と言っていた
「そうか。まあいいか。好きな奴いるか?」
こいつは・・・
「いないよ。俺は彼女どころか初恋もまだだ」
それは本当だった。別に一人でいるのが楽しいと思ってるからだ
「そうか。珍しいな」
そういうと笑いながら席へ帰っていった。
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