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「レアルさん、おはようごさいます!」
「あァ。相変わらず元気だなリグレット」
大きな声で挨拶をした女性は、リグレット・ネシア。対照的に、気の抜けた返事を返したのは、レアル・バレッツィア。
「今日は任務どれだけあるんだ?」
「えーっとですね~。一つです!」
「は…?」
レアルは、リグレットの返答に対して少し目を見開いた。
「よく…聞こえなかったんだが…」
「だから、一つです!」
しばし、沈黙が流れた。
「それでですね。ギルドマスターから、自室にくるようにと伝言を預かっております!」
「わ…わかった…」
レアルは、自分が何か過去の任務中にやらかしてしまって、それが最近判明してお咎めをくらってしまうんではないのかと想像をしてしまったのだった。
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