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さらに、不快な想像が背筋に寒気を覚えさせジンワリと震え上がった。
『色眼鏡の強面が汗まみれになるのがたまらない。らしいんです…谷川さんごめんなさい。こんな話し聞きたくないですよね?』
「…う、うん」
「なるほどぉっ!」
その時、今までカシューナッツで一杯ひっかけていた中村が勢いよく立ち上がり、そう叫んだ。
その見るからに憎たらしい表情にはどこか、自信や勇気が満ち溢れるような余裕さえ感じる。
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