矢坂冬斗

6/10
前へ
/91ページ
次へ
どうしようどうしよう 「こんな私服じゃ仕事できないよぉ」 珠稀さんに相談しなきゃ。 「珠稀さんどこだろ。」 ガチャ 部屋からでて廊下を覗いてみる。 「……。」 あたし、今部屋から出ていったら完璧迷子になる。 「どぉしよぉぉお」 ヘナヘナと床に座り込んでしまう 「あたし、馬鹿だなぁ。」 ため息しか出てこない。 「森崎くん。」 「ふぁい!?」 下を向いて俯いていると誰かに声をかけられた。 「冬斗様!!」 「名前を覚えてもらえて光栄だ」 「えっとー…、あたしに何の用でしょうか??」
/91ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加