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「いや…何がという訳ではないが…、珠稀が君を探していた。」
「珠稀さんが???」
「あぁ。というか、まだ着替えてなかったのか。」
そりゃ着替えられませんよ。
だって着替えを忘れましたから…。
「いや…あの…。」
「ん?」
「忘れちゃったんです。メイド服…。」
ちらっと冬斗様を見る
え…?
なんかあたしの方を見て固まってる…。
「君は本当の馬鹿か。」
「へ?」
冬斗様は私を抜いて部屋に入り、クローゼットをバンッと開けた。
「ここに…入っているではないか。」
「……あ」
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