矢坂冬斗

9/10
前へ
/91ページ
次へ
「珠稀さん、えっと…何のようでしょうか。」 「森崎様の通われる高校の手続きをしなくてはと思いまして。今よろしいですか???」 「あっ…はい!!!!」 机の上に様々な書類が並べられる。 「森崎様が記入するのはこの紙とこの紙と…」 何枚もの紙に氏名や住所を記入した。 「最後はこの紙だけね…」 「中学時代の事も記入もれがないよう、しっかりお願いします。」 「はい。」 中学の時の得意科目、苦手科目…部活… 「部活は美術部っ…」 「ほう、美術部だったのか。」 「えっ、冬斗様!?」 いつのまにか冬斗様が後ろにいて、私の書類をまじまじと見ていた。
/91ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加