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「珠稀さん、えっと…何のようでしょうか。」
「森崎様の通われる高校の手続きをしなくてはと思いまして。今よろしいですか???」
「あっ…はい!!!!」
机の上に様々な書類が並べられる。
「森崎様が記入するのはこの紙とこの紙と…」
何枚もの紙に氏名や住所を記入した。
「最後はこの紙だけね…」
「中学時代の事も記入もれがないよう、しっかりお願いします。」
「はい。」
中学の時の得意科目、苦手科目…部活…
「部活は美術部っ…」
「ほう、美術部だったのか。」
「えっ、冬斗様!?」
いつのまにか冬斗様が後ろにいて、私の書類をまじまじと見ていた。
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