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「お待ちしておりました。森崎まなみ様」
「はっ!!!はい!!」
突然名前を呼ばれて驚いて振り返ると、漆黒の燕尾服に身を包んで白い手袋をはめて深くお辞儀をしている男性がいた。
「お車を用意いたしましたので、どうぞ。」
ニッコリと笑ったその男性は、なんというか…。
超イケメン!!!!!!
年は20くらいで身長も180はありそう。
「えっと…、珠稀…さん???」
「はい。矢坂家の執事をしています。風間 珠稀と申します。」
「あ!!も…森崎まなみです!!」
「これからよろしくお願いしますね」
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