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「起きたらまた電話するょ。おやすみ」
何気ないいつもの一言が あなたの最後の言葉
♪♪♪♪♪
あなたの携帯からの着信に
「おはよう。起きたの」
言いかけた言葉が途中で途切れた
「こちらは〇〇救急病院です。着信履歴から電話させていただきました」
…ビョウイン?
思考が追いつかないままに 話が進む
「心肺停止状態で救急車で運ばれました」
…ナニガ オキタノ
「蘇生処置など行いたいのですがご家族ですか?」
…来年…家族ニナルハズダッタ…
止まったままの 心とは裏腹に
口は どうやらちゃんと 受け答えしてた
大好きなまま あなたは逝った
まだまだ たくさん 笑ったり喧嘩しようねって 話した2時間後に…ひとりで逝ってしまった
ごめんね 約束一つ守れなかった
私の腕の中で 永久の眠りにつきたいって言っていたのに
まだまだ 一緒に未来歩くつもりだったから
2人でのんびり気持ちを重ね歩いてた
突然途切れた未来への道
その日から 泣いてばかりで 涙が枯れると言う事はないのだと 知りました
心がなくても 日常生活は送れるのだと知りました
今でも 泣いてしまうけど
あなたが 大好きだと言ってくれた 私にそろそろ戻らないとね
音を消したままの携帯
もう来ることのないあなたからの…着信
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