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「はぁ、はぁ…今度は止まってくれたなぁ」
「前みたいに吐かれたら困りますからね」
といいつつもその人はもう息絶え絶えという感じだった。
どんだけ体力ないの…?
「あの…何かよう何ですか?」
「いやいやぁ、一年生の君に言うことと言ったら一つしかないぜ」
「…え゛」
「そんなあからさまに嫌そうな顔すんなって。まぁ悪い話ではないからよー…ちょっと、ちょっとな?ちょっと付き合えよちょっとちょっとちょっとだけだからさ、ねぇ」
「わ、分かりました。分かりましたからちょっとちょっとうるさいです」
「おぉそうかそうか!それなら話が早い!!じゃあこっちへ来てくれぃ!!」
そう言ってる間、この人はずっと僕の肩を組んだままだった。そして僕はそのままとある場所へ連行されてしまった。
今日の帰りは遅くなりそうだな、ともうこの時すでに僕は悟っていた。
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